リブロファズ®配合皮下注、EGFR標的治療薬として4週に1回投与の用法及び用量の追加承認を取得
ヤンセンファーマ株式会社
更新日時:9月16日 16時00分

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リブロファズ®配合皮下注、EGFR標的治療薬として4週に1回投与※の用法及び用量の追加承認を日本で取得

 

4週に1回投与により、安全性および有効性を維持しながら、治療に伴う通院回数の削減を期待⁠1,2

 

リブロファズ®配合皮下注は、EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺がんの併用療法において、簡便かつ短時間で投与できる治療を実現⁠1,3-6


 

Johnson & Johnson(日本における医療用医薬品事業の法人名:ヤンセンファーマ株式会社、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:クリス・リーガー、以下「J&J」)は本日、ライブリバント®の皮下投与製剤リブロファズ®配合皮下注[一般名:アミバンタマブ(遺伝子組換え)/ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)](以下、リブロファズ®)について、EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(NSCLC)に対する4週に1回投与の用法及び用量の追加承認を取得しました。EGFR遺伝子変異陽性NSCLCに対する一次治療として、経口剤ラズクルーズ®(ラゼルチニブ)と併用した場合、リブロファズ®を4週に1回投与した際の有効性及び安全性は、既承認のライブリバント®2週に1回静脈内投与及びリブロファズ®2週に1回皮下投与と概ね一致しました1,2。

 

専門医の見解

City of Hopeの腫瘍内科・治療研究部門の臨床助教授で、MARIPOSA試験の治験責任医師であるDanny Nguyen, M.D.は次のように述べています**。「リブロファズ®の4週に1回投与は、有効性を損なうことなく患者さんの利便性を高めます。通院頻度を減らし、医療機関で過ごす時間を短縮できる柔軟な投与スケジュールにより、患者さんが治療をより長く継続し、患者さんにとって大切なことに、より多くの時間を充てられる可能性があります」

 

J&J米国メディカルアフェアーズ担当バイスプレジデントのMahadi Baig, M.D., M.H.C.M.は、次のように述べています。「今回の進展は、EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(NSCLC)を有する患者さんの治療の進化に貢献するという当社のたゆみない取り組みとコミットメントが結実したものです。全生存期間延長効果と、副作用の積極的な管理を支えるレジメンに加え、今回承認されたリブロファズ®4週に1回投与により、これらの患者さんに簡便かつ迅速に投与できる併用療法を提供できるようになりました」

 

リブロファズ®の治療成績

リブロファズ®を4週に1回投与した際の有効性、安全性及び薬物動態は、既承認のライブリバント®2週に1回静脈内投与及び2週に1回皮下投与と概ね一致しました。点滴静注および2週に1回の皮下投与の場合と同様に、有害事象の大部分はEGFR/MET阻害に関連するものでした。投与関連反応の発現率は、4週に1回投与で12%、2週に1回投与で13%であり、過去の点滴静注製剤は66%でした。静脈血栓塞栓症の発現率も、抗凝固療法下において、4週に1回投与で13%、2週に1回投与は11%で、抗凝固療法を行わなかった過去の点滴静注データは38%でした⁠1,2。 新たな安全性シグナルは認められませんでした。治療関連有害事象によりアミバンタマブの投与を中止した患者さんは8%にとどまりました。平均血漿中濃度は、過去の点滴静注製剤および2週に1回の皮下投与のデータと一致しており、薬物動態上の類似性を支持する結果でした⁠2。

 

当社の見解

J&J Innovative Medicine Japanの代表取締役社長であるクリス・リーガーは次のように述べています。「J&Jは、ライブリバント®の発売以降、効能又は効果、用法及び用量を追加し、肺がん治療に革新をもたらし進化させています。今回の皮下投与製剤4週に1回投与の承認は、EGFR遺伝子変異陽性NSCLCの治療において、治療の利便性向上を通じて、患者さんのより良い日常に貢献できると期待しています」

 

PALOMA-2試験について

PALOMA-2(NCT05498428)は、EGFR遺伝子変異を有するNSCLCを含む進行固形癌患者さんを対象に、アミバンタマブ皮下投与製剤(手動注射による投与)とラズクルーズ⁠®および/または化学療法を併用する複数のレジメンの有効性、安全性および薬物動態(PK)を評価する国際共同非盲検第II相試験です。PALOMA-2試験のコホート5では、EGFR遺伝子変異を有するNSCLC患者さんの一次治療として、アミバンタマブ皮下投与製剤の4週に1回投与とラズクルーズ⁠®の併用療法について、有効性、薬物動態(PK)および安全性を評価しました。コホート5の主要評価項目は、RECIST v1.1に基づく医師判定による客観的奏効率(ORR)です⁠2,7。

 

MARIPOSA試験について

MARIPOSA試験(NCT04487080)は、EGFR遺伝子エクソン19欠失変異(ex19del)又はL858R置換変異を有する局所進行性又は転移性NSCLC患者さんの一次治療において、ライブリバント⁠®(アミバンタマブ)とラズクルーズ⁠®の併用療法を、オシメルチニブ単剤療法もしくはラズクルーズ⁠®単剤療法と比較評価する無作為化国際共同第III相試験であり、1,074人の患者さんが登録されました。本試験の主要評価項目は、盲検下独立中央評価(BICR)により評価した無増悪生存期間(PFS、RECIST v1.1ガイドラインに基づく)です。副次評価項目は、全生存期間(OS)、客観的奏効率(ORR)、奏効期間(DoR)、最初のランダム化から後続治療後の病勢進行又は死亡までの期間(PFS2)、頭蓋内PFSなどです⁠8。

 

オシメルチニブ(単剤又は化学療法との併用)などの第3世代チロシンキナーゼ阻害薬(TKI)に対する耐性は、依然として長期的な疾患管理の大きな障壁です⁠9。ライブリバント⁠®とラズクルーズ⁠®の併用療法は、複数の標的に作用する機序を有し、EGFR遺伝子変異を2方向から標的とし、METを阻害するとともに、免疫系に働きかけます⁠10。このアプローチは、獲得耐性機序の多様性と複雑性を低減することで、本疾患の自然経過を変える可能性があります⁠11。

 

国際肺癌学会(IASLC2025年世界肺癌学会議(WCLCで発表されたMARIPOSA試験の解析では、一次治療において、ライブリバント⁠®とラズクルーズ⁠®の併用療法はオシメルチニブと比較して、EGFRおよびMETを介した耐性の出現を有意に減少させることが示されました。併用療法群ではMET増幅が3%であったのに対し、オシメルチニブ群では13%(P=0.002)で、二次的EGFR遺伝子変異(C797Sなど)もライブリバント⁠®とラズクルーズ⁠®の併用療法で有意に低率でした(1%対8%、P=0.01)。特に、獲得MET増幅により6カ月以内に早期治療中止に至った患者さんの割合は、オシメルチニブ群で23%であったのに対し、ライブリバント⁠®とラズクルーズ⁠®の併用療法群では4%でした⁠12,13。

 

リブロファズ®について
リブロファズ®は、ライブリバント®の皮下投与製剤でHalozyme社の遺伝子組換えヒトヒアルロニダーゼPH20(rHuPH20)と配合されています。2024年末に2週1回投与と3週1回投与製剤を申請し、2025年12月22日に「EGFR遺伝子エクソン20挿入変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」と「EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」に対する承認を取得しています。リブロファズ®は、本適応症に対して、日本国内で初めて、皮下投与製剤として承認された薬剤です。

 

ライブリバント®について
ライブリバント®は、EGFR及びMETを標的とし、免疫細胞を介した作用もあるヒト型IgG1二重特異性モノクローナル抗体であり、米国食品医薬品局(FDA)が承認した検査によりEGFR遺伝子エクソン19欠失変異又はエクソン21のL858R置換変異が検出された局所進行性又は転移性NSCLC成人患者さんの一次治療として、ラズクルーズ®との併用について、米国欧州のほか、その他の複数の国や地域において承認を取得しています。

ライブリバント®は、FDAが承認した検査によりEGFR遺伝子エクソン20挿入変異が検出された局所進行性又は転移性NSCLC成人患者さんにおいて、プラチナ製剤による化学療法の実施中又は実施後に病勢が進行した場合の単剤療法として、米国、欧州のほか、その他の複数の国や地域において承認を取得しています。

ライブリバント®は、FDAが承認した検査によりEGFR遺伝子エクソン20挿入変異が検出された局所進行性又は転移性NSCLC成人患者さんの一次治療として、化学療法(カルボプラチン及びペメトレキセドナトリウム)との併用について、米国、欧州のほか、その他の複数の国や地域において承認を取得しています。

ライブリバント®は、EGFR遺伝子エクソン19欠失変異又はL858R置換変異を有する局所進行性又は転移性NSCLC成人患者さんにおいて、EGFR TKIによる治療の実施中又は実施後に病勢が進行した場合の治療として、化学療法(カルボプラチン及びペメトレキセドナトリウム)との併用について、米国、欧州のほか、その他の複数の国や地域において承認を取得しています。

日本国内では、ライブリバント®はEGFR遺伝子エクソン20挿入変異陽性の切除不能な進行・再発のNSCLCに対し、化学療法(カルボプラチン及びペメトレキセドナトリウム)との併用について、2024年9月に承認されています。また、ライブリバント®とラズクルーズ®の併用療法は、EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発のNSCLCに対する一次治療として、2025年3月に承認されています。更に2025年5月、ライブリバント®はEGFR TKI単剤療法後に増悪したEGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発のNSCLCに対し、化学療法(カルボプラチン及びペメトレキセド)との併用療法として承認されました。

 

ラズクルーズ⁠®について
ラズクルーズ®は、変異がない野生型のEGFRは標的とせず、T790M変異と活性化EGFR変異の両方を標的とする、経口EGFR TKIです。LASER301試験におけるラズクルーズ®単剤療法の有効性及び安全性の解析結果は、2023年に The Journal of Clinical Oncology で発表されました。2018年、ヤンセン・バイオテック社はYuhan Corporationと、ラズクルーズ®(韓国ではLECLAZAとして販売)の開発に関するライセンス契約および業務提携契約を締結しました。

 

 非小細胞肺がん(NSCLC)について

世界的に見て肺がんは最もよく知られているがんの1つであり、すべての肺がんのうちNSCLCは80〜85%を占めます14,15。NSCLCの主なサブタイプには、腺がん、扁平上皮がん、大細胞がんがあります16。NSCLCにおける最も一般的なドライバー遺伝子変異は、細胞の増殖や分裂をコントロールする受容体型チロシンキナーゼであるEGFR遺伝子の変異です17。組織学的サブタイプが腺がんであるNSCLCの場合、欧米人患者さんの10〜15%、アジア人患者さんの40〜50%にEGFR遺伝子変異が認められます14,15,18,19,20,21。EGFR遺伝子エクソン19欠失変異又はEGFR遺伝子L858R変異は、EGFR遺伝子変異の中で最も一般的な変異です21。EGFR遺伝子変異を有する進行性NSCLC患者さんでEGFR TKIでの治療歴のある患者さんの5年生存率は20%未満と報告されています23,24。EGFR遺伝子エクソン20挿入変異は、3番目に多いEGFR遺伝子を活性化する変異です25。実臨床におけるEGFR遺伝子エクソン20挿入変異を有する患者さんの5年生存率は8%であり、EGFR遺伝子エクソン19欠失変異又はEGFR遺伝子L858R置換変異を有する患者さんの19%と比べ低い値となっています26。一方、乳がんの5年生存率は90%、前立腺がんは97%です27。

 

EGFR遺伝子変異について

上皮成長因子受容体(EGFR)の遺伝子変異は、NSCLCにおける最も一般的なドライバー遺伝子変異のひとつであり、特に若年者や喫煙歴のない患者さんで多く認められます。これらの変異は、制御不能な細胞増殖を促進します28。第3世代EGFR TKIを含む標的療法の進歩にもかかわらず長期生存に課題があり、5年生存率は20%未満です⁠29。EGFR遺伝子変異を有するNSCLCの治療成績を改善し、生存期間を延長するには、MET増幅や二次的EGFR遺伝子変異などの耐性機序を克服することが重要です⁠12。

 

* 4週に1回投与は投与開始5週目以降に適用されます。1週目から4週目までは週1回投与が行われます。

** Nguyen医師はJ&Jに対してコンサルティング、アドバイザリー、および講演サービスを提供していますが、本メディア活動に関して報酬は受け取っていません。

・本プレスリリースは、2026年7月11日に米国本社にて発表したプレスリリースの抄訳を使用しています。

 

Johnson & Johnson について 

J&Jは、健康こそすべてだと考えています。ヘルスケアイノベーションにおける私たちの強みが、複雑な病を予防、治療、治癒し、治療をよりスマート化した、低侵襲なものに進化させ、一人ひとりの患者さんに合ったソリューションを提供することができる世界を築く力になります。Innovative MedicineとMedTechにおける専門性を生かし、将来の飛躍的な進化に向けてヘルスケアソリューションの幅広い領域でイノベーションを推し進め、人々の健康に大きなインパクトを与えていきます。J&J IMに関する詳しい情報はwww.jnj.com/innovativemedicine/japan/をご覧ください。Janssen Research & Development, LLCおよびJanssen Biotech, Inc.は、J&Jのグループ企業です。詳しい情報はhttps://www.jnj.com/又はhttps://www.innovativemedicine.jnj.com/をご覧ください。ヤンセンファーマ株式会社は米J & Jのグループ企業です。

 

日本におけるJohnson & Johnson Innovative Medicine (J&J IM)について 

J&J IMは、米J&Jグループにおける医療用医薬品事業の名称です。日本では、1978年の設立以来、これまでヤンセンファーマ株式会社として、患者さんの治療に貢献する多くの医薬品をお届けしてきました。私たちは、アンメットニーズに基づく開発戦略のもと、注力疾患領域―がん、免疫疾患、精神・神経疾患、心・肺疾患、および眼疾患領域における学術および情報提供活動を強化しながら、私たちの薬剤を必要とする全ての患者さんが適切なタイミングでベストな治療を選択するための活動を続けています。私たちは、今後も医療の未来を切り拓き、日本の患者さんに革新的な医薬品をお届けしていきます。 

J&J IMに関する詳しい情報はinnovativemedicine.jnj.com/japan/をご覧ください。

 

将来に関する記述

このプレスリリースには、米国の1995年私的証券訴訟改革法で定義された「将来に関する記述」が含まれています。これらの記述は、製品開発及びリブロファズ®の潜在的なベネフィット及び治療影響に関するものです。お読みの際には、これらの将来の見通しのみに依拠しないよう、ご注意ください。これらの記述は、将来の事象に関する現時点での予測に基づいています。基礎となる前提が不正確であると判明した場合、あるいは既知もしくは未知のリスクや不確実性が現実化した場合、実際の成果は、J&Jの予測や見通しと大きく異なる可能性があります。リスクと不確実性は、これらに限定されるものではありません。臨床的成功及び規制当局の承認取得の不確実性をはじめとする製品の研究開発に伴う課題や不確実性、商業的成功の不確実性、製造上の問題または遅延、競合他社による特許取得、新製品開発、特許に対する異議申し立て、製品回収又は規制当局による措置につながる可能性、製品の有効性又は安全性に関する懸念、ヘルスケア製品及びサービスの購入者の行動や支出パターンの変化、世界的な医療改革などの適用される法律や規制の変更、医療費抑制への動きなどが含まれますが、これらに限定されるものではありません。これらのリスクや不確実性、その他要因の詳細と一覧については、最新のForm10-Kに基づくJ&Jの年次報告書の「将来予測に関する記述に関する注意事項(Cautionary Note Regarding Forward-Looking Statements)」、「リスク要因(Item 1A)」のセクション、またはJ&Jの四半期報告書(From 10-Q)及び証券取引委員会へのその他の提出書類をご参照ください。これら書類は、オンライン(www.sec.gov, www.jnj.com)でご覧いただくか、もしくはJ&J宛てにご請求ください。J&Jは、新たな情報や今後の事象・変化などに基づいて、将来予測に関する記述を更新する義務を負いません。

 

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