ジー・サーチ、CCCと連携強化。AI解析に最適な「RightFind XML Open Access」の国内提供開始
株式会社ジー・サーチ
更新日時:8月31日 12時00分
2026年8月31日
株式会社ジー・サーチ
ジー・サーチとCCC (Copyright Clearance Center )と日本法人RightsDirect Japanのパートナーシップを強化。「RightFind XML Open Access」の提供を開始
株式会社ジー・サーチ(以下、ジー・サーチ)は、Copyright Clearance Center(以下、CCC)、およびその日本法人であるRightsDirect Japan株式会社(以下、RightsDirect Japan)とのパートナーシップの拡大を発表しました。
このパートナーシップの一環として、ジー・サーチは、著作権包括ライセンスのパイオニアであるCCCが提供するフル文献サービス「RightFind XML Open Access」の国内販売を開始いたします。本サービスは、「クリエイティブ・コモンズ」が規定する「CC BYライセンス」に基づき、二次利用できるオープンアクセスの論文の全文を、使いやすいXML形式で提供するものです。
背景:AI活用時代の研究開発における課題
生成AIの急速な普及は、研究開発(R&D)のあり方を根本から変えるだけでなく、企業活動全般に大きな変革をもたらしています。その中で、特に高度な専門性と正確性が求められるR&Dの現場では、よりセンシティブな情報の取り扱いが不可欠となっています。多くの組織が研究ワークフローへのAI導入を模索する一方で、以下のような課題が広範な導入や効果的な運用の障壁となっています。
●情報の信頼性:
公開ウェブデータには事実誤認等のリスクがあり、AI出力の精度や信頼性に影響を与える懸念があります。
●著作権処理の複雑さ:
学術論文をAI学習や解析に利用する際、権利関係のクリアランス(許諾確認)が運用上の大きな負荷となっています。
●データ形式の制約:
PDF等の「非構造化データ」は機械判読が難しく、高度な分析を行うためのデータ前処理に多大なコストが発生しています。
「RightFind XML Open Access」の価値と提供範囲
本サービスは、「クリエイティブ・コモンズ」の「CC BYライセンス」に基づいて提供されているコンテンツを厳選して集約し、テキストマイニングやAI関連のアプリケーションでより利用しやすい機械判読性の高い、標準化されたXMLフォーマットで提供するものです。
【主な特長】
1.著作権法および「クリエイティブ・コモンズ」のライセンスに準拠した安心なコンテンツ
「RightFind XML Open Access」 のAPIを通じて 利用者は540万本を超えるCC BYのオープンアクセス論文へ迅速にアクセスすることができます。
2.信頼性の高い学術エビデンス
全文情報を活用することで、メタデータや抄録のみを活用する場合と比較して、AIが生成する洞察や分析の正確性と質を向上させます。
3.機械判読に最適化された構造化データ
コンテンツはフルテキストXML形式で提供され、さらに「RightFind XML Open Access」の全収載コンテンツにわたって一貫性が保たれるようエンリッチ化されています。
CCCとの連携および著作権への取り組み
本サービスの提供は、ジー・サーチとCCCとの長年にわたる信頼関係と協力関係の延長線上にある取り組みです。
CCCは、AI、著作権、およびライセンス許諾に重点を置いた教育プログラムや、著作権関連団体からのリソース提供を通じ、政府機関、ステークホルダー、そして個人への働きかけを行うことで、著作権の保護と適正な利用を推進しています。1978年の設立以来、CCCはコンテンツ利用のための効率的なライセンスソリューションを提供し、利用者を支援し続けてきました。さらに、ライセンスソリューションにとどまらず、利用者がフルテキスト・コンテンツの注文、受取、支払い、およびコンテンツの二次利用許諾の申請までをシームレスに行える、統合型ワンストップアクセスのソフトウェアソリューションも提供しています。
RightsDirect Japanは、日本の組織や企業に向けて、高度な情報およびデータ統合ソリューションを提供しています。2014年、RightsDirect Japanは国内の著作権管理団体との関係強化、ならびにCCCと一般社団法人学術著作権協会(以下、JAC)との間の双務協定に基づき、日本のビジネス界における著作権ソリューションをJACと共同で推進する機会を模索するために、日本での事業を開始いたしました。
ジー・サーチは、CCCとの長年にわたる協働を通じて、著作権関連分野における広範な専門知識と深い知見を培ってきました。
ジー・サーチの役割
ジー・サーチは、CCCおよびRightsDirect Japanとのパートナーシップを通じて培った高度な知見および専門的な教育・トレーニングを基盤としています。この強みを活かし、日本市場に対し、サービス提供および利用支援を行うとともに、文献の著作権者を守り、利用者の円滑な研究・ビジネスへの活用を促進します。
両社コメント
Copyright Clearance Center CEO Tracey Armstrong
私たちは2012年よりジー・サーチと協業しており、日本企業のお客様のニーズに応えるため、この長年にわたる協力関係をさらに発展させることを大変うれしく思います。著作権対応をより円滑にするコンテンツワークフローソリューションを日本市場に提供してまいります。
株式会社ジー・サーチ 代表取締役社長 植木 誠二郎
長年のパートナーであるCCCとの協力を一層深め、「RightFind XML Open Access」を提供できることを大変喜ばしく思います。本サービスは、著作権者の権利を尊重しながら、世界的な知的資産の適切な活用を支えるものです。私たちは日本市場における信頼と実績をもとに、その考え方と仕組みを国内へ広げる役割を担い、AI時代に求められる責任ある研究開発とイノベーションの実現に貢献してまいります。
今後の展望
ジー・サーチとCCCは、今回の連携強化を通じ、企業活動全般における情報の責任ある効果的な利用を促進すると同時に、AI主導のイノベーションに不可欠なデータ基盤の構築に大きく貢献してまいります。また、信頼性の高い機械判読できる「CC BYライセンス」のオープンアクセス・コンテンツへの一元的なアクセスをお客様に提供することで、より効率的な研究ワークフローの実現と、データに基づく意思決定を支援します。今後も両社は、AI時代における研究開発とイノベーションの進化に対応し、お客様のニーズに応える新たな可能性を継続的に検討してまいります。
商標について
記載されている法人名、製品名などの固有名詞は、各法人の商標または登録商標です。
関連リンク
●クリエイティブ・コモンズ(CC)・ライセンス:https://creativecommons.jp/licenses/
●RightFindサービスサイト:https://welcome.jdream3.com/lp/rightfind/
会社概要
株式会社ジー・サーチ
富士通グループのジー・サーチは、科学技術文献情報データベース「JDreamⅢ」や日本最大級のビジネスデータベース「G-Search」をはじめとする様々なコンテンツサービスを展開しています。 AI時代において「信頼」を核とし、「AI-Ready」なコンテンツ提供と責任あるAIの推進を通じて、情報の提供価値を高め、企業の意思決定を支援することを目指しています。
https://www.g-search.jp/
Copyright Clearance Center
著作権包括ライセンスのパイオニアとして、1978年の設立以来、著作権の保護・活用の推進、知識の流通促進、そしてイノベーション創出の支援に取り組んできました。現在では、信頼される中立的な仲介機関として、知識社会の発展を支えており、AIシステムにおける著作物利用のための包括ライセンスソリューションを含む、著作権の適切な利用を促進する各種著作権ライセンスサービスを提供しています。
また、CCCは、革新的かつ相互補完的なソフトウェアソリューションに加え、高品質なコンテンツ、データ、および情報サービスを幅広く展開しています。
https://www.copyright.com/


