令和8年熊本地震による被災地で災害産業保健支援活動を開始
学校法人産業医科大学
更新日時:8月13日 16時00分

2026年8月13日
学校法人 産業医科大学

2026年7月28日に発生した熊本地震により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

 

産業医科大学では、8月1日(土)から、「災害産業保健支援チーム(DOHAT)」が熊本県に入り、7月28日(火)に発生した熊本地震において、被災者の救済と被災地の復旧支援のために尽力されている方々に対しての支援を開始いたしました。

 

災害対応に従事する民間企業、行政職員および支援者(病院、他自治体などから派遣されている災害対応者)は緊張感のある活動や過重労働や疲労の蓄積により健康状態の悪化が懸念されます。そのような状況が継続することで、行政職員や支援者の判断力が低下しミスも増えるなどの事象により、支援活動全体の継続性や被災地支援に影響を及ぼす可能性があるため、支援者の健康管理は、被災地支援を維持するための重要な危機管理となっています。 

 

そこで、具体的な対策として、産業医科大学は広島大学と協働し「J-SPEED健康チェック」の運用を8月2日から開始しています。本システムでは、行政職員や支援者がスマートフォン等から1日1回、約2分で健康状態を入力し、産業保健支援チームがデータを確認して不調者には速やかに個別支援を実施することとなっています。

 

また、組織全体の健康状況を日報として指揮者へ共有することで、行政職員や支援者の疲弊状況をデータに基づき早期把握できる仕組みです。

 

DMAT等の支援者及び熊本県庁職員への支援を皮切りに、8月10日(月)時点で全ての支援者および、熊本県内の複数の自治体等の職員に対して支援を実施し、今後もニーズに応じて対象を拡大しています。

 

J-SPEED以外にも災害時の労働者の健康管理としてコンサルティングおよび個別面談なども開始し、官民問わず災害下で働く人に多くの支援を届けるべく活動展開をしています。