設備工事現場の熱中症ゼロへ、ウェアラブル端末による体調管理システム導入
株式会社朝日工業社
更新日時:7月10日 11時00分

~2026年5月よりGenVital LTEを協力会社の方々、約500名へ先行導入~

 株式会社朝日工業社(本社:東京都港区、代表取締役社長:髙須 康有)は、近年の猛暑による熱中症リスクの増大を受け、現場作業員の生命と健康を守るため、ウェアラブル端末による体調管理ソリューション「GenVital LTE」を2026年5月より導入しました。

 本取り組みは、本店(東京支店)管轄の現場の協力会社の方々、約500名を対象とした先行導入として実施しています。5月の運用開始から約1ヶ月間で、バイタルデータの変化を捉えた「自覚症状前の早期休憩」をタイムリーに促しており、本格的な暑熱期を迎えるなかで、現場の安全管理体制のさらなる強化を図ってまいります。今後は、本店での運用効果や課題を検証したうえで、全店への展開を検討してまいります。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202607092305-O2-vJh1o16p
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202607092305-O1-D1949N6r

■取り組みの背景

 建設業における熱中症死傷者数は全業種の中でも高く※、その対策は早急に取り組むべき課題です。特に空調・衛生設備工事の現場においては、機械室や天井裏、空調未稼働エリアといった通風の悪い過酷な環境下での作業が伴います。

 当社はこれまでも、現場でのWBGT値に基づいた作業制限や休憩ルールの運用、大型送風機の設置、塩分・水分補給の徹底といった基本対策に加え、全作業員への空調服着用を必須化してまいりました。また、毎朝の「熱中症管理シート」による朝食摂取や睡眠状況の確認など、一人ひとりの体調に寄り添った管理を継続しています。

 今夏は、これらの継続的な取り組みをさらに強化するため、個人の身体負荷をリアルタイムに可視化する「GenVital LTE」を新たに導入しました。アナログとデジタルの両面から、より実効性の高い重層的な安全管理体制を構築いたします。

※厚生労働省「2025 年(令和7年)職場における熱中症による死傷災害の発生状況(確定値)

 

■運用開始により期待できる効果

•早期予兆検知:身体への負荷が高まったことを示すアラートをリアルタイムで検知し、熱中症発症前の早期休憩を促します。

•重篤化ゼロの継続:適切な介入により、導入現場における熱中症および重篤化事案の発生を防止します。

•管理効率の向上:リモート監視の活用により、現場管理者の安全確認に要する時間を削減し、業務効率の向上に寄与します。

 

■今後の展望

 当社は、『サステナビリティ基本方針』に基づき、一人ひとりが安全に、かつ活き活きと働ける環境づくりを推進しています。今後は本システムで蓄積されたデータを分析・活用し、協力会社様と一体となって、さらなる安全性の向上と生産性の維持を両立させた「持続可能な建設現場」の形成に貢献してまいります。

 

■導入システム「GenVital LTE」について

 株式会社GRIFFYが提供する「GenVital LTE」は、リストバンド型端末で収集した作業員の心拍数と位置情報、作業員の年齢や現場内の暑さ指数(WBGT値)から、体調管理判定アルゴリズムにより熱中症リスクを算出します。

 リスク指標が閾値を超えた際、瞬時に作業員本人と管理者の双方へ警報アラートを通知します。これにより、本人が気づく前の早期察知が可能となり、安全性向上と確認作業の省力化(施工性向上)を同時に実現します。

 

【株式会社朝日工業社について】 https://www.asahikogyosha.co.jp

 朝日工業社は、1925年の創立以来、「空気・水・熱の科学に基づく高度な技術によって最適空間を創造する」ことを使命とし、設備工事事業および機器製造販売事業を展開しています。 

 空気・水・熱をコントロールする技術で、工場や研究所、データセンターなど様々な建物の空調、衛生設備の設計・施工や、半導体、液晶装置メーカー向けの精密環境制御機器や、印刷機・塗工機に搭載するドライヤ装置の開発設計・製造・販売を行い、「快適環境」「最適空間」の創造に取り組んでいます。

ウェアラブル端末から取得した作業員のバイタルデータを、管理画面上で確認している様子
建設現場において、ウェアラブル端末で 自身の体調リスクをリアルタイムに確認する様子