くもん子ども浮世絵コレクションは 40周年を迎えました
株式会社公文教育研究会
更新日時:7月1日 10時00分
夏休みの自由研究に使える子ども向けコンテンツ「浮世絵ってなぁに」公開中
2026年7月1日
公文教育研究会
株式会社公文教育研究会(大阪市淀川区、代表取締役社長:田中三教、以下KUMON)が収集する「くもん子ども浮世絵コレクション」は、2026年7月に40周年を迎えました。KUMONは現在、約3000点の「子ども浮世絵」および「子ども文化研究史料」を所蔵。子どもをテーマとした浮世絵コレクションとしては世界最大規模を誇り、近世の教育・育児・遊びなどを研究する上で欠かせない貴重な画像資料となっているほか、日本と他国との文化交流においても江戸・明治期の庶民文化を伝える作品群として活用されています。
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■ 4 0年前、子どもたちの幸せを願いスタート
家庭内暴力や校内暴力の問題が社会の関心を集めていた1986年、当時の社長であった公文毅(故人)はこれらの問題に取り組むべく、くもん子ども研究所(2005年まで活動)を設立。親子による体験活動の提案・実践とともに、子どもをめぐる基礎研究活動を行うこととなりました。
そこでKUMONは、絵画に描かれた子ども像を用いて中世ヨーロッパ社会における子ども観を明らかにした、フランスの歴史学者フィリップ・アリエスの手法に注目。「日本近世の子ども観を浮世絵という絵画史料を用いて紐解き、現代の子どもにまつわる様々な問題の解決のヒントを見出す」というコンセプトの下、KUMONによる浮世絵の収集・研究が始まりました。
■ 子ども浮世絵を活用した研究成果
「くもん子ども浮世絵コレクション」を通じて、私たちは文献史料だけでは見出すことが難しい、多くの事を知ることができます。精神科医である北山修氏は、浮世絵に描かれた母子像の「共に眺める」姿を「共視」と名付け、日本人の発達における親子関係の分析を行いました。また、近世日本の子ども史・家族関係史を比較発達社会史の手法で切り拓いた太田素子氏の研究や、最近ではAIによる浮世絵に描かれた江戸の親子像の分析まで、多くの研究で「くもん子ども浮世絵コレクション」は活用されています。
■ 子ども向け浮世絵コンテンツ「浮世絵って何?」
くもん子ども浮世絵コレクションを紹介するサイト「くもん子ども浮世絵ミュージアム」では、子ども向けコンテンツ「浮世絵ってなぁに」を展開しています。
浮世絵の歴史・技法の説明や絵師の紹介、子ども向け浮世絵コラム、そして子ども向けの浮世絵「おもちゃ絵」を動画と共に楽しめるコンテンツなどが充実。夏休みの自由研究で浮世絵のことを調べたいお子様や、テーマを探しているお子様にピッタリのコンテンツです。どうぞご活用ください。
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■ 参考:「子ども浮世絵」の分類
【鑑賞を目的としたもの】
Ⅰ 子ども絵……子どもの生活を描いたもの
Ⅱ 子ども物語絵……子どもが鑑賞するために描いた物語絵
【実用を目的としたもの】
Ⅲ おもちゃ絵……切り抜き、折りたたみ、貼り、組み立て、ゲームをして遊ぶ浮世絵
Ⅳ 絵双六……大判錦絵を4枚ほど貼り合わせた大きさの正月用ゲーム
※『浮世絵に見る江戸の子どもたち』(くもん子ども研究所編、小学館)における稲垣進一氏による分類を元に

当世好物八景さわぎ好(喜多川歌麿)

『江戸のメルヘン・絵本とおもちゃ絵展』(1988年/銀座 松屋)パンフレット表紙

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『子宝と子返し 近世農村の家族生活と子育て(増補新版)』(太田素子著、藤原書店)

