阿波藍、ヴェネツィア・ビエンナーレ2026へ
青藍工房
更新日時:4月24日 14時00分
青藍工房、「生命の根源」をテーマに公式コラテラルイベントに出展
2026/4/24
青藍工房 https://seiran.art/
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202604227906-O1-GZ32N83Y】
青藍工房(Atelier Seiran)(徳島県徳島市)は、2026年5月より開催されるヴェネツィア・ビエンナーレ2026の公式コラテラルイベントに出展いたします。 ヴェネツィア・ビエンナーレは1895年に創設された、世界で最も権威ある国際美術展の一つです。イタリア・ヴェネツィアにて2年に一度開催され、各国および選出されたアーティストが参加し、現代の芸術と思想を発信する国際的な舞台となっています。
本年の一般公開は2026年5月9日(土)から11月22日(日)まで、事前内覧会は5月5日から8日に開催されます。 青藍工房は、日本有数の藍の産地である徳島に根ざし、阿波藍を用いた表現を通して「自然・時間・生命の循環」を作品へと昇華してきました。本出展は、徳島の伝統文化を世界の現代アートの文脈へ接続する重要な機会となります。
展示概要
展覧会名:Fissures of Light
位置づけ:ヴェネツィア・ビエンナーレ2026 Official Collateral Event
企画:Dona Dalle Rose Foundation
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202604227906-O9-cf616XS5】
会場:パラッツォ・ドナ・デッレ・ローゼ(Cannaregio 5038)
事前内覧会:2026年5月5日~5月8日
一般公開:2026年5月9日~11月22日
出展作家:橋本陽子、浮川初子、橋本清子、青藍工房
出展の背景
パラッツォ・ドナ・デッレ・ローゼの本展テーマ「Fissures of Light」は、文化や歴史の裂け目から生まれる創造の可能性に着目しています。これに対し青藍工房は、「生命の根源」をテーマに掲げ、本展と呼応する展示を構成します。藍色に魅了され、その深淵へ没入した果てに立ち現れるのは、自然・時間・生命が交錯する根源的な世界です。阿波藍という媒介を通して、光や記憶の奥に潜む「見えないもの」を可視化し、現代における生命の営みを提示いたします。
セルジュ・ムアング氏との共同展示
「Fissures of Light」は、世界各地の文化的・歴史的な“裂け目”から生まれる創造の光に焦点を当てた展覧会です。“Fissures(裂け目)”は分断や衝突を意味する一方で、新たな出会いや創造が生まれる場でもあります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202604227906-O10-ySrXqMS4】
セルジュ・ムアング氏は、西アフリカと日本の文化的象徴の間における美的対話の可能性を探求するアーティストであり、本展では青藍工房とのコラボレーション作品を展示します。 本共同展示においても、青藍工房の掲げるテーマ「生命の根源」が重要な軸となっています。カメルーンの文化が象徴する太陽・祝福・生命力と、日本の阿波藍が内包する自然・時間・循環の思想が交差し、異なる文化のあいだに流れる根源的な生命のエネルギーを可視化する試みです。文化の“裂け目”において出会う二つの表現は、分断を超えて、生命の根源において共鳴する創造の場を生み出します。
青藍工房と阿波藍について
青藍工房は、藍染作家・橋本陽子により1970年に設立されました。 橋本陽子は、化学染料の普及により衰退した藍染を、単なる染色技法としてではなく、「自然・時間・生命の循環」を映し出す芸術表現として再生させることを志し、独自の「藍のろうけつ染」を確立してきました。 徳島で生産される高品質な藍は「阿波藍」と呼ばれ、「ジャパン・ブルー」を象徴する伝統文化として高く評価されています。橋本陽子は50年以上にわたりその可能性を追求し、伝統工芸の枠を超えた芸術として発信し続けています。
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作家プロフィール
【橋本陽子】藍染作家。1931年徳島市生まれ。30代で阿波藍の世界に入り、自由な表現を可能にする藍のろうけつ染を確立。1971年より本格的に作家活動を開始し、数十回にわたる個展開催を通じて阿波藍の芸術的可能性を切り拓く。フランスの公募展「ル・サロン」および「サロン・ドートンヌ」に入選し、パリで作品を発表。
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【浮川初子】 徳島生まれ。1979年、浮川和宣氏とともにジャストシステムを創業し、「一太郎」「ATOK」などの開発を主導。現在はMetaMoJi代表取締役専務。現役プログラマーとして活動する一方、母・橋本陽子の影響を受け藍染制作にも取り組む。フランスの公募展「ル・サロン」および「サロン・ドートンヌ」に入選し、ITと伝統文化を横断する存在として注目されている
【橋本清子】 青藍工房の系譜を受け継ぐ作家として活動。阿波藍を用いた新たな表現に取り組み、書と染めを融合した立体的な作品を展開。フランスの公募展「ル・サロン」および「サロン・ドートンヌ」に入選し、国際舞台での評価を高めている。
【青藍工房(Atelier Seiran)】
1970年、藍染作家・橋本陽子により徳島に設立。阿波藍を用いたろうけつ染を中心に、自然・時間・生命の循環をテーマとする作品を制作。伝統工芸の枠を超え、現代美術としての表現を追求している。
コメント
【浮川初子】
「ITの仕事と並行して藍に向き合ってきた私にとって、本出展は技術と文化、現在と継承が交差する特別な機会です。母が長年育んできた阿波藍の世界を、ヴェネツィア・ビエンナーレという国際的な舞台で紹介できることを光栄に思います。」
【橋本清子】
「徳島で向き合ってきた藍の表現を、ヴェネツィアという歴史ある舞台でご覧いただけることを大変うれしく思います。和歌の世界を立体的に感じられる表現を目指しています。仮名書道の流れは、香りという目に見えない感覚を写し取るように空間に漂わせ、藍染めのテキスタイルでは枝や花の気配を広がりとして描いています。書と染めを一体として扱うことで、新しい立体化を目指しております。」
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藍染め風景

Serge Mouangue

FONDAZIONE DONA’ DALLE ROSE財団ロゴ

着物「竜舌蘭」/橋本陽子

「月下美人」/橋本清子「月下美人」/橋本清子

月下美人2

月下美人1

ル・サロン2024入選作品「梅が香」/橋本清子

ル・サロン2023入選作品「脳の拡大」/浮川初子

橋本陽子/Yoko Hashimoto

「上巳の渦」 ル・サロン2022入選作品/橋本陽子

