京セラ、公共・産業用途にも対応※1した蓄電システム 「Enerezza® Plus Ⅱ」を今春より販売開始
京セラ株式会社
更新日時:3月24日 13時15分
半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池をさらに進化
京セラ株式会社(代表取締役社長:谷本 秀夫、以下:京セラ)は、世界で初めて※2量産化に成功した半固体クレイ型リチウムイオン蓄電システム「Enerezza®」の後継製品として、電池性能や施工性の向上に加え、公共・産業用途※1に向け高圧対応も行った「Enerezza® PlusⅡ(エネレッツァプラスツー)」を製品化し、今春より販売開始しますのでお知らせいたします。
※1 公共・産業用仕様の製品のみ対応。住宅用仕様の製品は非対応。
※2 半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池として(2021年3月、京セラ調べ)。
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■「Enerezza® PlusⅡ」の特長
・「非危険物」判定の日本製半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池内蔵で高安全性を実現
・20,000サイクル※3の長寿命化を実現し、長期使用時の保証値も向上
・施工性、設計自由度を向上させたマルチ入力型パワーコンディショナ
・公共・産業施設などの高圧受電設備に対応した新設計
・需給調整市場(一次調整力)に対応した調整力モード新搭載
本製品は、電極に電解液を練り込んで粘土状にした京セラ独自の“半固体クレイ型蓄電池”を採用。電池が変形しても液漏れや燃焼のリスクを低減した高安全性により、第三者分析機関による消防法危険物確認評価試験※4において、「非危険物」と判定されました。これまでの高安全性やマルチ入力型などの特長に加え、電池性能の向上や、用途・機能の拡張により、さらに幅広いシーンでお使いいただける蓄電システムへと進化しました。
京セラは、太陽光発電のパイオニアとして、蓄電池と太陽光発電を組み合わせた再エネ導入促進を通じて脱炭素化へ貢献するため、本製品を積極的に展開してまいります。
※3 京セラ所定の条件で充放電を繰り返し、定格容量の60%に劣化するまでの回数となります。あくまで目安の数値であり、実際はお客様の設置状況や使用状況により異なります。またサイクル数を保証するものではありません。
※4 消防法危険物確認評価試験における消防法危険物確認試験実施マニュアルに準じます。
■開発背景
日本国内の太陽光発電市場では、卒FITや電力料金の高騰を背景とした自家消費ニーズの拡大に加え、災害時の停電対策として、夜間や非常時を含めて電力を安定的に活用できる蓄電システムへの関心が高まっています。こうした動向を背景に、国内の蓄電池市場は2040年に5,477億円まで成長すると予想されています※5。
このような需要を踏まえ、当社は、災害時のレジリエンス確保へ対応し、太陽光発電システムやその他エネルギーを最大限に活用できる商品として「Enerezza®」(エネレッツァ)を開発。本製品は、これまでの住宅用途に加え、高圧受電設備対応により、学校や病院、公民館などの公共施設にも導入可能※1とした後継モデルです。
※5 出典:㈱富士経済「2025年版 太陽電池関連技術・市場の現状と将来展望」(2025年10月発行)
■「Enerezza® Plus Ⅱ」の特長
①「非危険物」判定の日本製半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池内蔵で高安全性を実現
蓄電池ユニットは、電極に電解液を練り込んで粘土状にした京セラ独自の“半固体クレイ型蓄電池”を採用。正極と負極を完全分離したユニットセル構造により、電池が変形した場合でも液漏れや燃焼のリスクを抑制し、高い安全性を実現しています。
試験では、JIS規格試験※6ほか、局所的な圧壊、水没、燃焼などの厳しい社内試験を実施し、災害時の安全性を確認。第三者分析機関による消防法危険物確認評価試験※4においては、非危険物と判定されました。
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②20,000サイクル※3の長寿命化を実現し、長期使用時の保証値も向上
高安全性を維持しつつ、電池性能の向上も実現。セル構造の進化により、一度に蓄電できる定格容量を拡大するとともに、劣化抑制技術の高度化により生涯蓄電容量も高め、20,000サイクル※3を実現しています。こうした性能向上により、容量保証期間15年における保証値は業界最高クラス※7のSOH※8 65%以上へ引き上げました。
③施工性、設計自由度を向上させたマルチ入力型パワーコンディショナ
マルチ入力型パワーコンディショナにより、停電時には太陽光発電および蓄電池に加え、EV/HEVのAC100Vコンセントやポータブルバッテリー、発電機など、さまざまな外部電源から自宅へ安定した電力供給が可能※9です。電力確保の選択肢が広がり、非常時の備えとして安心です。
また、パワーコンディショナの性能向上により、発電開始に必要な太陽電池モジュールの最低搭載数を抑えられるようになり、狭小屋根での設計自由度が高まりました。さらに、接続可能な太陽光発電容量の上限を引き上げ、最大12kWまで接続できるようになり、より幅広い用途への対応が可能になりました。
④公共・産業施設などの高圧受電設備に対応した新設計
住宅用途に加え、公共施設や産業施設への導入を想定した仕様を新たにラインアップしました。高圧受電設備に対応し、異常時に外部から設備を安全に停止させるための信号(OVGR/RPR)にも対応※1することで、BCP対策やエネルギー管理の高度化に貢献します。
⑤需給調整市場に対応した調整力モード新搭載
LTE通信を活用し、需給調整市場(DR/VPP)への対応も可能です※10。蓄電システムをエネルギーリソースとして活用することで、電力の安定供給や再生可能エネルギーの有効活用に貢献します。また、多発する大雨や暴風などの気象警報と連携し、停電リスクが高まった際に自動で充電を優先する「レジリエンスモード」も搭載しています。
※6 JIS規格試験:日本産業規格(JIS)に基づき、製品の安全性や性能を確認するための試験。
※7国内住宅用、太陽光連係型・リチウムイオン蓄電システムにおいて。2025年11月 京セラ調べ。
※8 State of Healthの略称で電池の劣化状態。100%が劣化なしの状態。
※9 マルチ入力型蓄電システムのみ対応。別途オプションが必要。
※10 2026年秋頃運用開始予定。市場参入および運用はアグリゲーター経由。市場参入条件や収益モデルは、サービス提供事業者により異なります。
■製品概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M108347/202603195974/_prw_PT1fl_6F6t4BDk.png】
■本製品の詳細は以下ホームページをご覧ください
住宅用製品ページ:https://www.kyocera.co.jp/solar/products/enerezza-plus-2/
公共・産業用製品ページ:後日公開予定
●「Enerezza」「Enerezza(ロゴ)」は京セラ株式会社の登録商標です。

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