シェフラー、ヒューマノイドロボティクス分野で NTUとのイノベーションパートナーシップを強化
シェフラージャパン株式会社
更新日時:12月23日 09時00分

2025年11月28日 |Singapore/Herzogenaurach | Yokohama
シェフラージャパン株式会社

シェフラーとシンガポールの南洋理工大学(NTU)は、ロボティクスおよび人工知能に関する新しい研究所を開設し、パートナーシップを強化

ヒューマノイドロボティクス分野で技術パートナーとして選ばれる企業を目指すシェフラーの新たなマイルストーン

研究から実用へ:パートナーシップを通じてヒューマノイドロボティクス分野のグローバルな開発力を一層強化

 


シェフラーとシンガポールの南洋理工大学(NTU: Nanyang Technological University)は、現在のパートナーシップをさらに強化します。敷地面積900平方メートルの研究所を新たに開設し、ロボティクスおよび人工知能の技術発展に重点的に取り組みます。ヒューマノイドロボティクスは、革新的なコンポーネントのユーザー兼サプライヤーとしてシェフラーの専門性を活かせる重要な成長分野です。最近では、大手ヒューマノイドメーカーとの間で、コンポーネント供給契約を含むパートナーシップを発表しています。さらに、シェフラーは世界各地の生産拠点に、ヒューマノイドを多数導入する予定です。モーションテクノロジーカンパニーであるシェフラーは、先進的な研究機関との提携を通して、ヒューマノイドロボティクス分野の技術パートナーとして選ばれる企業を目指しています。NTUは、シェフラーのイノベーション戦略の中核である「SHARE(Schaeffler Hub for Advanced Research)プログラム」に参画する機関の一つです。大学キャンパス内に施設を設ける「オンキャンパスコンセプト」によって、世界の有力大学との国際的なネットワークを構築します。

 

 

「シェフラーは最高水準の革新技術を実現する企業であり、特にヒューマノイドロボティクスと人工知能という将来の成長分野において、その優位性を高めています。NTUでの研究所の開設は、両社が長年にわたり成果を重ねてきたパートナーシップの新たな節目となります。先進的な研究者との緊密な協力を通じて、破壊的(新しい価値観や評価軸において優れている)テクノロジーの量産化への移行を加速し、地域を超えたインパクトを生み出す付加価値を創出します」と、シェフラーAG最高技術責任者(CTO)のウーヴェ・ワグナーは述べています。



 

研究から実用へ:革新的製品を生み出す知識移転

シェフラーはNTUの研究者や学生と連携し、協働ロボットや自律型モバイルロボットプラットフォームの研究も進めています。このように、新しい開発センターはシェフラーの革新企業としての評価を支えるだけでなく、NTUでの学際的研究を促進する役割も果たします。当社は科学機関や業界パートナーとの提携を活用し、研究と産業を効果的に連携させる橋渡しをします。こうした緊密な協力により、革新的なアイデアは迅速かつ実践的に市場性のある技術へと生まれ変わり、ロボティクスの未来を積極的に切り拓きます。

 

ヒューマノイドロボティクス分野の技術パートナー、シェフラー

ヒューマノイドロボティクスは、未来の産業生産を支える最も有望な技術のひとつです。シェフラーは、ロボットコンポーネントのユーザーでありサプライヤーとして、バリューチェーン全体でこうした破壊的テクノロジーの開発に積極的に貢献しています。数十年にわたり、リニア・ロータリードライブ、ベアリング、センサー、インテリジェントアクチュエーターシステムなどの基盤技術を培ってきました。この豊富な専門知識を背景に、自動車・産業分野でのスケーラブルなソリューションを、ヒューマノイドロボティクス分野へ展開しています。遊星ギアアクチュエーターは、その一例です。本来、電動モビリティ向けに開発されたこのアクチュエーターは、ロボットの肩や腰などに使用されています。

 

シェフラーAG アジア太平洋地域CEO代理のマクシミリアン・フィードラーは次のように述べています。「南洋理工大学(NTU)との長年にわたるパートナーシップを、新たな段階へと発展させることに大きな期待を寄せています。この協力関係は、私たちのイノベーション活動の礎であり、両社が手を携えることでロボティクスと先進的イノベーションの可能性を限りなく広げることが可能です。シェフラーの豊富な業界経験と、NTUの最先端研究および学術的な優位性を組み合わせることで、強力なパートナーシップを築きます。モーションテクノロジーのリーダーとして、シェフラーは技術革新をリードするシンガポールの活気あるエコシステムの一翼を担うことに誇りを感じています。世界的なイノベーションハブとして知られるシンガポールには、優秀な人材も豊富で、このパートナーシップの発展に理想的な環境です。当社は協力関係の新たなステージに大きな期待を寄せており、この急速に進化する分野において、引き続きイノベーションをリードし、次代を切り拓いていけると確信しています。」

 

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512171151-O1-dG1jrxAu

新たなロボティクスおよび人工知能研究所の開所式にて(写真左から)マクシミリアン・フィードラー(シェフラー アジア太平洋地域 CEO)、ウーヴェ・ワグナー(シェフラー 最高技術責任者)、タン・シー・レン博士(シンガポール労働省大臣兼エネルギーおよび科学技術担当大臣〔通商産業省〕)、ラム・キン・ヨン教授(NTU 産業担当副学長)、クリスチャン・ヴォルフルム教授(NTU 副学長兼教務担当副総長)
(写真: シェフラー)

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512171151-O2-M66TNCJu

シェフラーは自社の生産施設にヒューマノイドを導入するとともに、革新的なアクチュエーターなど主要コンポーネントを供給しています。

 

写真:シェフラー

 

 

注)本プレスリリースは現地時間2025年11月28日付でドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハ及びシンガポールにおいて英語で発行されたものの日本語訳です。原文の英文と日本語訳の間で解釈に相違が生じた場合には英文が優先します。

 

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シェフラーグループ – We pioneer motion

シェフラーグループは、75年以上にわたりモーションテクノロジーの分野で画期的な発明と開発を推進してきました。電動モビリティやCO₂削減効率の高い駆動システム、シャシーソリューション、そして再生可能エネルギーのための革新的なテクノロジー、製品、サービスにより、シェフラーグループは、モーションの効率性、インテリジェンス、持続可能性を高めるための、ライフサイクル全体にわたる信頼できるパートナーです。シェフラーは、モビリティエコシステムにおける包括的な製品とサービスの範囲を、ベアリングソリューションやあらゆる種類のリニアガイダンスシステムから修理および監視サービスに至るまで、8つの製品ファミリーに分けて示しています。シェフラーは、約110,000人の従業員と55か国に約250以上の拠点を持つ、世界最大級の同族会社でありドイツで最も革新的な企業の一つです。

シェフラーは自社の生産施設にヒューマノイドを導入しました
新たなロボティクスおよび人工知能研究所の開所式にて