アジア・オセアニア剣道連盟(AOKF)設立
公益財団法人全日本剣道連盟
更新日時:12月16日 09時00分
〜世界の普及に向けた歴史的一歩。蒔田実初代会長就任。来年5月東京で第1回大会開催〜
公益財団法人全日本剣道連盟(会長:真砂 威)は、アジア・オセアニア地域の剣道普及と国際的な基盤強化を目的として、12月1日付で「アジア・オセアニア剣道連盟(Asia Oceania Kendo Federation、以下AOKF)」が設立されましたことをお知らせいたします。
これまで国際剣道連盟(FIK)傘下の大陸連盟としては、55年以上の歴史を持つヨーロッパ剣道連盟(EKF)と、20年以上の歴史を持つラテンアメリカ剣道連盟(CLAK)が存在していましたが、アジア・オセアニア地域を統括する連盟は存在していませんでした。
今回のAOKF設立は、近年の国際スポーツ界における組織要件の厳格化に対応し、剣道が国際的にさらなる地位を確立するために不可欠な、歴史的な一歩となります。
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会議には8か国・地域の代表が対面で参加、 11か国の代表はリモート参加
新連盟の概要と加盟国
11月28日に香港で開催された設立協議を経て、以下の21の国と地域が加盟いたしました。理事・役員体制については今後順次決定されます。
【発足時加盟国・地域(計21)】
•東アジア: 日本、韓国、中国、チャイニーズタイペイ、香港・中国、モンゴル、マカオ・中国
•東南アジア: フィリピン、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ラオス、ミャンマー、カンボジア、ブルネイ
•オセアニア: オーストラリア、ニュージーランド
•中央アジア: カザフスタン(※)、ウズベキスタン
(※カザフスタンは欧州連盟脱退等の手続き完了後に正式加盟)
初代会長に蒔田実(全剣連副会長)が就任
AOKFの初代会長には、全日本剣道連盟副会長の蒔田実(まきた みのる)が就任いたしました。自身も世界剣道大会個人優勝の実績を持ち、長年、大学教育や連盟運営を通じて剣道の国際化と指導者育成に尽力してきたリーダーシップにより、多様な文化を持つアジア・オセアニア地域の連携を深めてまいります。
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(プロフィール)
昭和23年大阪府生まれ。東海大学卒。全日本実業団大会で4回の優勝を経験し、第5回世界剣道大会では日本代表として個人優勝を果たす。国際武道大学学長等を歴任し、現在は同大学名誉教授。全日本剣道連盟副会長。剣道範士八段。
【予告】第1回アジア・オセアニア剣道選手権大会(1AOKC)東京開催
この新連盟の最初の事業となる国際大会が、来年5月に東京で開催されます。
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AOKF加盟国に加え、トルコやキルギスなどの参加も予定されており、23の国と地域から剣士が東京に集結します。本大会は、アジア・オセアニア地域における剣道の最高峰を決める戦いであると同時に、各国の剣道家が交流し、技術と精神を高め合う場となります。
全日本剣道連盟では、大会期間中に一般向けの剣道体験会なども計画しており、世界へ広がる剣道の熱気を広く発信してまいります。
【大会概要】
•大会名: 第1回アジア・オセアニア剣道選手権大会(1AOKC)
•日程: 2025年5月30日(土)・31日(日)
•開催地: 東京武道館(東京都足立区)
•大会公式サイト: https://1aokc.jp
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15. 蒔田実

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