電通ベンチャーズ、ニューロシンボリックAIによる業務自動化プラットフォーム開発の米国コグニトス社に出資
株式会社電通グループ
更新日時:7月3日 11時15分

 株式会社電通グループ(本社:東京都港区、代表執行役 社長 グローバルCEO:五十嵐 博、資本金:746億981万円)のコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ2号ファンド」(以下「電通ベンチャーズ」)は、“ニューロシンボリックAI”による業務自動化プラットフォームを開発・提供する米国Kognitos, Inc.(本社:カリフォルニア州サンノゼ、CEO:Binny Gill、以下「コグニトス社」)に出資しました。

 

 コグトニス社は今回シリーズBラウンドで、2,500万米ドル(約36億円)を調達しました。本ラウンドでは、リード投資家のProsperity7 Venturesに加え、Khosla Ventures、Wipro Ventures、Engineering Capital、Alumni Ventures、そして、電通ベンチャーズが同社の資金調達に参加しました。

 

 コグニトス社は、記号ベースの論理推論と現代的なAIの学習能力を融合した、業界初の“ニューロシンボリックAI”プラットフォームを開発しました。この統合的なプラットフォームにより、企業はハルシネーション※を回避し、財務、法務、人事、オペレーションなど多岐にわたる部門で、数百に及ぶ業務プロセスを自然言語で自動化することが可能になります。自然言語がコードの代わりとなるため、専門的な技術スキルがなくてもビジネス担当者が自ら業務自動化を推進することができます。

 

 さらに、コグニトス社の特許技術である「Process Refinement Engine(業務プロセス最適化エンジン)」は、人間の操作や判断から学習を重ねることで、業務の変化や改善に合わせて自動化内容を常に最新化し、企業ニーズの進化に柔軟に対応し続けます。同時に、企業が求めるガバナンスの強化や透明性の確保にも対応し、拡張性と制御性を両立させながら、ツールの統合、保守コストの削減、そして安定した投資対効果(ROI)を実現する次世代の自動化ソリューションを提供しています。

 

 コグニトス社のCEOであるBinny Gill氏は、次のように述べています。「柔軟性に欠け、また結果の予測が難しい従来の自動化の時代は終わりを迎えました。コグニトス社は、お客様の業務を正確に理解・文書化して細部まで忠実に実行できる、制御可能かつハルシネーションの恐れがないAIエージェントを提供しています。私たちは、自然言語で運用可能な仕組みを通じて、企業が求めるガバナンスとアカウンタビリティを実現し、企業活動を常に改善し続けられる透明性の高い業務基盤の構築を支援しています。」

 

 電通ベンチャーズは、本出資を通じてコグニトス社の事業拡大を支援するとともに、AIを活用した業務プロセス自動化の分野でのシナジー創出を目指していきます。

 

コグニトス社と電通ベンチャーズの概要は次のとおりです。

 

ブランドロゴ:

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202507031627-O3-xPA4Zm29

 

<コグニトス社の概要>

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105945/202507031627/_prw_PT1fl_Qa4zt22P.png

 

<電通ベンチャーズ2号ファンドの概要>

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105945/202507031627/_prw_PT2fl_1h7i6oIn.png

※ハルシネーション:AI モデルが生成する不正確な結果や誤解を招く結果。AIが幻覚(=ハルシネーション)を見ているかのようにもっともらしい内容を生成してしまい、そこには誤情報や根拠のない出力が含まれるため、信頼性や安全性の観点で問題になる。

 

以上

 

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