EY新日本、連結会計ソフトウェアベンダーとデータ連携を実現
EY Japan株式会社
更新日時:3月28日 12時00分

連結監査の一連の流れを自動化

EY新日本有限責任監査法人(東京都千代田区、理事長:片倉 正美、以下「EY新日本」)は、データ連携機能を新たに追加した連結監査調書作成ツール(CWPG: Consolidation Workpaper Generator )の運用を開始しました。これにより、CWPGは連結会計システムと連携し、従来は主にEメールや独自の手法で行っていた連結会計システムからCWPGへの決算データの送付がシステム間で自動的に実施できるようになり、決算業務の負荷が軽減されます。

CWPGに搭載されたデータ連携機能は「Application Programming Interface (以下API)」を活用したファイル転送の仕組みであり、連結会計システムと連携することで、連結会計システムからCWPGへのファイル転送を自動化します。本データ連携機能と連携する連結会計システムは以下のとおりです。

- DivaSystem LCA  / 株式会社ディーバ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:永田 玄)
- STRAVIS  / 株式会社電通総研(本社:東京都港区 、代表取締役社長:岩本 浩久)
- eCA-DRIVER /  株式会社TKC(本社:栃木県宇都宮市、代表取締役社長:飯塚 真規)

データ連携機能を備えた新たなCWPGの運用により、企業から監査法人へのデータ受け渡しの作業が軽減され、決算期に実施されるデータ更新で複数回発生するデータ送信もスムーズに実施できます。データは暗号化され、クラウド上の送信経路にも残らないため、従来よりセキュアに送付できます。さらに、CWPGでは受け取ったデータをAIによる分析ツールで分析することにより決算データの異常点を早期に把握したり、連結監査調書を自動で生成しスピーディ ーに監査を進めることで、監査品質の保持・向上に寄与します。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202503286473-O1-9ss5Io1q
 
■ データ自動連携により監査対応の負荷軽減に貢献
EY新日本では、次代のデジタル監査・保証ビジネスモデル「Assurance 4.0」の実現に向けて、AIやデータアナリティクスを活用したデジタル監査ツールの開発、RPA (Robotics Process Automation) やAPIの活用による業務の標準化や自動化を進めています。APIの活用においては、ソフトウェアベンダーと協議・連携を進めており、今後もさまざまな外部ソフトウェアとの連携による業務の自動化を検討しています。また、単体、連結、開示という3つのプロセスにおいて、監査で必要となるデータ加工や検証を自動処理するシステムの構築を進めています。

 
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