サステイナブル建材「テラウェル」、不燃認定を取得 安全性と環境価値を兼ね備えた新たな市場展開へ
株式会社加納
更新日時:1月22日 11時11分
不燃認定取得で公共施設や商業施設への展開を加速
2025年1月22日
株式会社加納
株式会社加納(本社:岐阜県多治見市、代表取締役:加納芳喜)が開発したサステイナブル建材「テラウェル」が、このたび国土交通大臣より不燃材料として正式に認定を受けました。認定番号はNM-5880で、2024年12月25日に交付されました。この認定により、テラウェルは建築基準法上の不燃材料として、公共施設や商業施設を含む幅広い用途で安心して利用できるようになりました。
不燃認定取得の背景
従来の不燃材料の多くが基準を援用して認定を受けているのに対し、テラウェルは製品そのものを厳格な試験により認定を取得しています。これにより、安全性に加え、設計者や施工業者にとって信頼性の高い選択肢としての価値が一層明確になりました。さらに、テラウェルは「焼かない製法」を採用し、製造工程で発生する二酸化炭素排出を抑えるだけでなく、空気中の二酸化炭素を吸収して固化する機能を持つことで、カーボンフットプリントの削減に大きく寄与します。
今後の展望
今回の不燃認定取得を通じて、テラウェルはさらに幅広い建築用途に対応できるようになりました。特に、公共施設、商業施設、集合住宅など、不燃材料の使用が求められる建物への導入が進むことを期待しています。また、環境配慮型プロジェクトやSDGs達成を目指すプロジェクトにおいて、その持続可能性と安全性が評価されることで、採用機会が拡大すると考えています。
テラウェルの特長
テラウェルは、不燃性能に加えて、湿度調整や空気浄化機能を備えたサステイナブル建材です。また、原材料の配合に柔軟性があり、テラウェル自体の廃材だけでなく、他の廃材も取り入れてアップサイクルすることが可能です。さらに、二酸化炭素を吸収して固化するプロセスを通じて、持続可能な社会の実現に貢献します。この革新的な特性により、従来の建材にはない新たな価値を提供します。