「非認知能力」についての意識調査
株式会社イー・ラーニング研究所
更新日時:12月30日 12時00分

~過半数が、将来に影響が出ると認識している結果に~

「非認知能力」についての意識調査 ~過半数が、将来に影響が出ると認識している結果に~

 
e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供する株式会社イー・ラーニング研究所(代表取締役:吉田智雄、本社:大阪府吹田市 以下、イー・ラーニング研究所)は、「非認知能力」についての意識調査を実施いたしました。
(クロス・マーケティング・グループ QiQuMOを使用)
調査の結果、非認知能力自体への理解度は低いものの、重要性を理解している人が多いことが分かりました。しかし 、学校教育だけでは、非認知能力を十分に伸ばす事ができないと考える人も多いという結果に。
また 、非認知能力の将来への影響についても、深く関係すると捉えている人が多いことが分かりました。

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【「非認知能力に関する意識調査」概要】
調査方法 : クロス・マーケティング・グループ QiQuMOを使用
調査期間 : 12月16日(月)~12月17日(火)
調査対象 : 全国の男女(15歳~59歳)n=500
※本リリースに関する内容をご掲載の際は、必ず「イー・ラーニング研究所調べ」と明記してください

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【調査結果概要】

非認知能力について十分に理解している人は少ないものの、約6割 が重要視していることが判明。

非認知能力について教育を受けた経験がある人は約1割 、学校教育の現場で十分に行われていると考えている人も同程度にとどまる。

非認知教育の今後について 、教育プログラムの導入に 対する反対は約1割 、また、子どもの非認知能力を伸ばすことで社会性やコミュニケーション能力を育むことが最も期待される結果に。

非認知能力の将来性について、約6割 が就職やキャリア形成に影響すると回答。同じく 約6割 が人間関係の形成にも影響すると回答。

非認知能力を伸ばす取り組みについては、様々な意見が分かれる結果に。学校や家庭での取り組みがどちらも 重要だと認識されていることが判明。

 

1.非認知能力について十分に理解している人は少ないものの、約6割が重要視していることが判明。

 
「『非認知能力』とは何かご存じでしょうか?(単一回答)」という質問に対しては、
「よく知っている」(5.4%)
「少し知っている」(14.4%)
となり、十分理解している人は非常に少ないということが判明しました。

また「非認知能力は、子どもの成長や教育において重要だと思いますか?(単一回答)」という質問に対しては、
「非常に重要だと思う」(11.0%)
「ある程度は重要だと思う」(49.4%)
となり、重要度の高いことであるという認識を持つ人が6割を超えていることが分かりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412272353-O1-k8zR841d

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412272353-O2-kEYJBlMD

 

 
2.非認知能力について教育を受けた経験がある人は約1割 、学校教育の現場で十分
に行われていると考えている人も同程度にとどまる。

 
「あなた自身、学校や家庭で非認知能力に関する教育を受けましたか?(単一回答)」という質問に対しては、
「十分に受けた」(3.6%)
「ある程度は受けた」(9.6%)
となり、学校教育において非認知能力に関する教育を受けた経験のある人はわずか13%という結果になりました。

また「一般に、学校や家庭で非認知能力を伸ばすための取り組みが十分に行われていると思いますか?(単一回答)」という質問に対しては、
「十分に行われている」(2.0%)
「ある程度は行われている」(13.0%)
となりました。実態として非認知能力に関する教育は浸透していないと認識している人が多いようです。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412272353-O3-qWdLbRiI
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412272353-O4-bxtJ60t6

 

 
3.非認知教育の今後について、教育プログラムの導入に対する 反対 は約1割 。また
子どもの非認知能力を伸ばすことで社会性やコミュニケーション能力を育むことが最
も期待される結果に。

「『非認知能力』を育む教育プログラムを学校に導入することについてどう思いますか?(単一回答)」という質問に対しては、
「賛成である」(29.6%)
「反対である」(5%)
と、賛成派が多いことが分かりました。一方、
「どちらとも言えない」(65.4%)
という意見も多く、必ずしも導入すべきとは感じていない人が多数派であることも浮き彫りとなりました。

また「子どもの非認知能力を伸ばすことで期待できることはなんだと思いますか?(複数回答可)」という質問に対しては、
「社会性やコミュニケーション能力の向上」(26.2%)
「挫折や困難への対応力」(20.1%)
となりました。
単に学業成績にとどまらず、社会で生きていくうえで必要な能力が養われることが期待されているようです。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412272353-O5-3kcp8vLX
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4.非認知能力の将来性について、約6割が就職やキャリア形成に影響すると回答。同
じく 約6割が人間関係の形成にも影響すると回答。

「非認知能力が就職やキャリア形成にどの程度影響すると考えますか?(単一回答)」という質問に対しては、
「非常に影響が大きい」(12.6%)
「多少影響がある」(45.4%)
となりました。
約6割 の人が、非認知能力を伸ばすことで将来に影響を及ぼすと考えていることが分かりました。

また「非認知能力が人間関係の形成においてどの程度影響すると考えますか?(単一回答)」という質問に対しては、
「非常に影響が大きい」(12.0%)
「多少影響がある」(45.2%)
となりました。
人間関係についても同様に、約6割 の人が非認知能力による影響があると捉えているようです。

総じて過半数の人が、非認知能力の将来性を高く評価していることが分かりました。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412272353-O7-TG1sqBa9

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412272353-O8-MU3bwT5l




5.非認知能力を伸ばす取り組みについては、様々な意見が分かれる結果に。学校や家庭
での取り組みがどちらも重要だと認識されていることが判明。

「非認知能力を伸ばすために、どのような取り組みが効果的だと思いますか?(複数回答可)」という質問に対しては、
「学校における課外活動やグループワーク」(24.0%)
「専門的なカリキュラムの導入」(21.7%)
「家庭や地域における様々な体験や遊び」(25.0%)
となりました。
単に座学に取り組むだけでなく、非認知能力は様々な経験を通して伸びていくと考えている人が多いことがわかりました。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412272353-O9-5y1dXZTb