⽚⿇痺専⽤杖Paracaneが2024年度グッドデザイン賞を受賞
シュポーン株式会社
更新日時:10月16日 16時00分

2024年10月16日

2024年度グッドデザイン賞にて「グッドデザイン•ベスト100」「グッドフォーカス賞 [技術•伝承デザイン]」を受賞いたしました。

愛知県弥富市に本社を置くシュポーン株式会社は、脳卒中後遺症による片麻痺に特化した杖「Paracane(パラケイン)」の開発を手がけています。

このたび、⽚⿇痺専⽤杖『 Paracane(パラケイン) 』が、杖•歩⾏⽀援具として、
2024年度グッドデザイン賞を受賞しましたことをお知らせいたします。
また同製品は「グッドフォーカス賞 [技術•伝承デザイン]」も同時受賞となりました。
この賞は、グッドデザイン•ベスト100選出製品から、特に⾼度な技術•伝承の価値が
評価されたデザインに贈られるもので、この度『 Paracane(パラケイン) 』を選出いただきました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410168186-O3-19nA0702
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410168186-O4-Q9H9328N

 「 Paracane(パラケイン) 」の開発背景と特徴
「 Paracane(パラケイン) 」は、理学療法⼠の専⾨知⾒と実際の⽚⿇痺患者さんの声をもとに開発されました。この杖は歩⾏補助ではなく、歩⾏改善を⽬的に使⽤されることが⼤きな特徴です。
また、杖の使⽤頻度が⾼い⽅に⽣じる恐れのある「⼿の⼆次障害」(杖の使い過ぎによる⼿の負担)の予防も⽬指していることから、⽚⿇痺患者さんが安⼼して⻑く使い続けられる設計です。
さらに外観デザインは、従来の杖に抱きがちな「杖を使いたくない」というマイナスイメージを払拭し、
「⾃分の歩⾏を改善するための道具」として前向きな印象を与えられるよう機能美を追求しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410168186-O2-4GTnqsr8
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202410168186-O7-O33ySep7

グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
杖という道具の役割を再定義し、単なる⽀えから歩⾏の推進⼒や姿勢改善を⾏う道具へと
昇華させた点に評価が集まった。持ち⼿の形状を⼯夫し、⼿や肩に掛かる負荷を軽減させることで、
より快適な歩⾏を可能にしている。また、カーボンの反発⼒を使った独⾃のデザインは、
⼈々の関⼼を引き、利⽤者が積極的に社会と関わる機会を増やす効果もあるに違いない。
単なる補助具を超えた価値を提供している。

今後の展望
今回の受賞を契機に、私たちは「 Paracane(パラケイン) 」のさらなる販売促進に注⼒してまいります。
「⾊や柄で選ぶ杖」ではなく、「⾃分の歩⾏に最適な杖」を選ぶという新しい価値観を広め、定着させていくことが、私たちの⼤きな⽬標です。

Paracane:https://paracane.syupoon.net/

本グッドデザイン賞応募に際し、昭和⼤学メディカルデザイン研究所の協⼒を得ました。

グッドフォーカス賞
Paracane
Paracane(スパイラル・スリーパート)
グッドデザイン•ベスト100