サステナブルな低炭素排出シルクを「国際サステナブルファッションEXPO 秋」にて発表します
有限会社湧元
更新日時:10月15日 16時03分

スーツ1着分あたり、二酸化炭素排出量3Kg削減を実現

2021/10/14

2021年10月14日
有限会社湧元

 
長浜発、サステナブルな低炭素排出シルクを「国際サステナブルファッションEXPO 秋」(10月18日より3日間)にて発表します
~スーツ1着分あたり、二酸化炭素排出量3Kg削減を実現~

 
海外市場向けの営業共同体JTEXを主催する有限会社湧元は、JTEXのメンバー企業である、長浜の「浜ちりめん」を製造する有限会社吉正織物工場による「低炭素」「低水使用」をキーワードに開発したシルク素材NecoS(Nagahama Ecology Silk)を「第1回国際サステナブルファッションEXPO 秋」にて発表します。NecoSは従来の製法によるシルクと比較して、スーツ1着分あたりの二酸化炭素排出量3Kgの削減を実現させました。
サプライチェーンのグローバル化の中で、廃棄、水・エネルギー利用、農薬、プラスチック、労働環境、人権等の観点から、繊維産業は持続可能性に向けて最も努力しなければならない産業の一つであるという意識が高まっています。この開発により、ファッションのサプライチェーンにおける資源利用の削減に貢献したいと思います。

 
― 会期: 2021年10月18日(月)~20日(水) (3日間) 10:00~17:00
― 会場: 東京ビックサイト 西展示棟 [A2-40]
― 展示品: 有限会社吉正織物工場が取り組む持続可能なシルク素材

 
NecoS [Nagahama Ecology Silk]非化学薬品精練 ちりめん
新技術NecoSにより水や重油の低使用とソーダ灰の使用を止めたことにより、二酸化炭素排出量が削減されました。
この技術は滋賀県と共同で特許の申請中です。

1回の絹の精練量である 200㎡に対し、従来の精練工程におけるソーダ灰を用いないことで
▲ 8.7Kg
精練工程における前処理と、仕上げ処理に使用する熱湯を常温水に代替することで
▲ 93Kg
合計101.7Kgの二酸化炭素が削減されます。

加えて、
▲ 水: 2,000リットル
▲ 重油: 17リットル
▲ ソーダ灰: 22Kg
が削減されます。

※滋賀県東北部工業技術センターが環境省 「地球温暖化対策地域推進計画ガイドライン」と「温室効果ガス排出量の算定方法および排出係数一覧」(https://ghg-santeikohyo.env.go.jp/files/calc/itiran_2020.pdf)を基に算出したデータより。

開発経緯
浜ちりめんに使用する生糸に付着している不純物、セリシン(生糸を守る働きを持つタンパク質で、化粧品などに使用)を洗い流すために、精練という工程で琵琶湖の弱アルカリ性の水を利用した熱湯を使用します。これまで琵琶湖の水は半ば無限に使い放題であると考えていましたが、そうではないことに気づき、「対応しなければ」と考えたことがきっかけです。
化学薬品を使用しない以前の製法に戻すため、量産の設備対応やコストの解決に苦心しましたが、ようやく昨年に商品化の目途が立ちました。まだ生産量は限定的で、サステナビリティの意識が先行する欧州市場から紹介を始め、既に取り引きも始まっています。
この製法については、滋賀県と共同で特許を出願しています。

そして、この製法により仕上がった生地は、漂白剤を使用しておらず、絹本来が持つ光沢、美しさ、そして肌触りを堪能頂けるはずです。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202110141604-O2-CQ5BxYA1
~代表取締役 吉田和生のご挨拶~
当地、長浜で95年にわたり織物工場を営んでおります、有限会社吉正織物工場代表の吉田和生です。
田舎町の機屋のおやじが、市場環境が大変に厳しいただ中で、事業継続とサステナビリティの取組みを始めています。実のところ、勉強をすればするほどに実践は難しいと道半ばでため息をつく状況でしたが、多くの方に共感して頂き、支えて頂いている状態です。
この度、私どものような零細企業が、現在までに上げている成果について広く知って頂き、ご意見を賜りたいと願っております。
10月18日から東京において発表させて頂きます我が社の取り組みを是非ご覧下さい。

 

【会社概要】
有限会社吉正織物工場
住所:滋賀県長浜市口分田町629 番地 
代表取締役: 吉田和生
https://yoshimasa-orimono.jp/ 
湖国長浜を代表する地場産業である「浜ちりめん」の製造業者。現代表は浜縮緬工業協同組合の理事長も兼ね、産地発展に尽力しています。「三方よし」の近江商人のサステナビリティ精神を受け継ぎ、産地で古くからあった糸くずから製作される「丸紬」製作も再興しました。

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